禁煙は喫煙者なら誰もが一度は考えたことがあるテーマかもしれません。禁煙を決意した方向けの禁煙方法にまとめています。あなたにおすすめの禁煙方法を見つけましょう。

日本人における喫煙率はどのような推移?

日本人の成人喫煙率は毎年調査、公表されており、年代別の数字を見ることができます。
昭和40年前後のデータを見てみると、男性については80%、女性については15%ほどの喫煙率となっています。
そこをピークに現在に至るまで減少し続けています。

但し女性については、昭和40年当時の15%という数字を90年代末まで維持していました。
これは女性の社会進出が進んだことで男性と同じことをする指向の現れと言えるでしょう。
会社で責任の多い仕事をし、男性社員のように煙草で一息。そのような光景が過去のオフィスには存在したのです。

数字については、本来なら上昇していたところが継続的な禁煙ブームで上昇が打ち消されていたと考えられます。
煙草の銘柄を見てみても、メンソール入りでパッケージのデザインにもこだわった女性好みの幾つかの銘柄は過去にはありませんでしたし、喫煙者全体に占める女性の割合が上がったことが見て取れます。

現在では、男性の喫煙率は30%を切り、女性についても10%を割り込んでいます。
禁煙ブームが継続していることや、税金の上昇が割合の低下の理由と言われています。
若者世代は酒離れや車離れが激しいと言われていますが、喫煙についても無駄な税金を払いたくないという考えが先に来るのでしょう。

税金については、2010年代から上昇率が上がった経緯があります。
以前は数年ごとに数十円のペースで税金が上昇していましたが、2010年に一般的な銘柄が300円ほどから一気に400円を超えるところまで上昇しました。
それまでにない増税であり、新たな喫煙者が増えなくなりましたし、不景気も相まって吸っていた人も禁煙せざるを得なくなりました。

現在、日本では煙草のテレビCМや喫煙シーンを映さない配慮がなされています。
これから大人になる世代が喫煙のきっかけを持たなくするためであり、今後も喫煙率は低下していくでしょう。
煙草を吸うことが奇特な趣味のように扱われる日が来るのかも知れません。

20年前と現在の日本での喫煙可能な場所の変化について

この20年間で喫煙可能な場所がかなり減少しました。これは平成15年に健康増進法が施行されたことが関係しています。
この法令により受動喫煙の害から吸わない人を守るための規定が成立し、公共スペースから灰皿がどんどん撤去されていきました。
「マナー的に吸えない場所以外ならどこでも吸える」時代から「許された場所でしか吸えない」時代が始まったのです。

20年前の風景を見てみると、学校や病院にも灰皿が設置されていたことも大きな違いですが、顕著に違いが分かるのは駅のホームでしょう。
当時はどの駅にも喫煙スペースが設置されていましたし、特急列車にも喫煙車が設定されていました。
地下鉄の通路にも灰皿が設置されていたほどです。ラッシュの時間帯には灰皿近辺が紫煙で曇っていました。
駅のホームで煙草を吸う行為自体に隔世の感があるほどです。

また、路上喫煙についてもそれまでは具体的な規定が存在しませんでした。
煙草を吸うことはマナーの悪いことであるという認識を持つことしか喫煙を止める理由がなかったのです。
現在では都市部のメインストリートでは過料が伴う罰則規定があります。このことで路上から吸い殻が殆ど無くなりました。

飲食店についても禁煙化が進行した20年でした。
特にお酒を提供するお店ではほぼ全てのテーブルに灰皿が置かれていましたが、現在では喫煙席と禁煙席に分ける、いわゆる分煙が進んでいます。
煙は食事の味を低下させる要素にもなることから、飲食店側としても導入したい形と言えます。

今後は屋内スペース全てでの禁煙がなされ、増税や健康志向の高まりだけでなく、吸える場所が無いことでも喫煙率が低下していくでしょう。
社会の取り組みが実を結んでいます。